職組情報
2020職組情報No.6【緊急声明の要請】
2020.10.9
◆◆◆ 緊急声明の要請 ◆◆◆
本日、下記の緊急声明の要請を学長に提出いたしましたので、報告いたします。
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国立大学法人山形大学学長
玉手 英利 様
2020年10月9日
山形大学職員組合
政府は10月1日、日本学術会議が推薦した会員候補者のうち6名を新会員に任命せず、その後の各学術組織からの抗議に対しても、真摯な態度で答えているとは思われません。
日本学術会議は、政府から独立して職務にあたる学術機関として規定されています。この日本学術会議の会員は、学術会議の「推薦に基づいて、内閣総理大臣が任命する」ものです。会員の任命に関し政府が示してきた従来の見解は、「内閣総理大臣が形式的な任命行為を行う」もので、これまで、学術会議の推薦に対する任命拒否はありませんでした。今回の件に関し、従来の見解とは異なる措置を採ったことについては、「形式的な」という、過去の答弁に縛られるものではなく、また、日本学術会議への政府の介入でもなく、さらには、学問の自由を妨げるものでもないと答えています。
日本学術会議や研究組織や個人の研究者が従事する学問の自由は、どの様な事があっても保障されなければならない重要事項です。今回の政府の決定が、明白な説明もないままに放置される様な事になれば、将来の学術活動全般に大きな禍根を残す事になるのは明らかです。
山形大学職員組合は、日本学術会議会員の任命拒否に反対し、任命拒否の撤回を行うことを山形大学が政府に要請する事を求めます。
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