職組情報
2019職組情報No.25【新型コロナウイルス関連により経済的に困窮した学生・院生への支援の要望(回答)】
2020.5.1
◆◆◆ 学生・院生への支援要請と大学回答 ◆◆◆
4月15日に学生・院生への支援要請を行ったところ、大学より回答がありましたので、お知らせいたします。
なお、引き続き新たな要請を行っていく予定ですので、要望事項がありましたら組合役員または組合室までお寄せください。
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<組合からの要望書>
2020年4月15日
国立大学法人山形大学
学長 玉手 英利 殿
山形大学職員組合
執行委員長 芦谷竜矢
コロナウイルス関連により経済的に困窮した学生・院生への支援の要望
貴職におかれましては,今般の感染症への対応にご尽力いただき,誠に有難うございます。この度,学生・院生への経済的支援について格別のご高配をいただきたく要望する次第です。新型コロナウイルス蔓延の影響で,学生・院生のアルバイト雇い先の休業,家族の経済的困窮,外出自粛に伴う収入源の減少が危惧されています。山形においても例外ではなく,本学ではAA,TA, RAの雇用の取りやめが決定されております。
今年度はもはや学生や教職員を留学や海外出張等に送り出すことは困難だと思われます。また,国内会議も中止等が多くなり移動が憚られる中,キャンパス間の移動も最小限にとどめ置かれる状況が予想されます。そのため,留学奨学金・海外渡航費・出張経費・キャンパス間移動旅費として準備していた資金などを今回の新型コロナ対策のあおりで経済的に困難に陥った学生の支援に回すなどのことを緊急にご検討いただければ幸いです。無論遠隔授業や会議システム構築のために必要な資金があることも重々承知しますが,それのみでなく学生・院生の生活を守り,時局の終局の後,学業を継続可能にさせる処置も優先されるべきと考えます。
記
・新型コロナウイルスへの対応による経済状況悪化により困窮した学生・院生への経済的支援を緊急に策定されますことを要望します。
以上
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<大学からの回答>
令和2年5月1日
山形大学職員組合執行委員長
芦 谷 竜 也 殿
国立大学法人山形大学長
玉 手 英 利
コロナウイルス関連により経済的に困窮した学生・院生への支援の要望について(回答)
令和2年4月15日付けで要望のありました標記のことについて、下記のとおり回答します。
記
【要望事項】
新型コロナウイルスへの対応による経済状況悪化により困窮した学生・院生への経済的支援を緊急に策定されますことを要望します。
【回答】
学生には、新型コロナウイルス感染症蔓延を予防するため、やむを得ない事由(経済困窮等)がある場合を除き、アルバイトの自粛をお願いしているところですが、特に経済的に困窮する方については、授業料の徴収猶予や分割納付への変更も可能ですし、それ以外にも、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて家計が急変した方への支援策として、本学独自の奨学金である山形大学修学支援事業学生支援奨学金や日本学生支援機構による給付又は貸与型の奨学金などが準備されています。これらについては、各キャンパスの奨学担当又は学生支援担当で相談に応じているところであり、これらの支援策の情報が困っている学生に届くよう、更に周知徹底に努めていきたいと考えています。
また、新型コロナウイルス対策で新たに必要となるweb授業や在宅勤務用の環境整備等に係る経費の見込みが出ていない現段階で、出張旅費等を学生経済支援に使用するのは、困難であると考えています。
なお、学生の経済支援については、大学運営資金だけではなく、山形大学基金や校友会、各学部同窓会や後援会などとも協力して検討することが重要であり、全学でできることや学部でできることについて知恵を結集していきたいと考えていますので、御理解と御協力をお願いします。
以上
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