職組情報
職組情報No.39【工学部寄付講座の雇止め問題に関する要求項目の一部撤回と今後の交渉について】
2016.06.27
◆◆◆ 工学部寄付講座の雇止め問題に関する要求項目の一部撤回について ◆◆◆
4月25日に提出した大学院理工学研究科微生物触媒工学応用(KYB)講座(寄付講座)教職員の雇止めに関する要求について、3項目のうち、2つ目の研究室職員に関わる項目については、以下の内容で撤回する旨、大学法人側に文書で伝えました。
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2016年6月23日
国立大学法人山形大学長
小山 清人 殿
山形大学職員組合執行委員長
藤田 稔
寄附講座に関する要求項目の一部撤回について
4月24日に提出いたしました「山形大学工学部旧寄付講座『微生物触媒工学応用(KYB)講座』に関する要求書」の要求項目のうち、第2の「旧寄付講座の上記教員以外の山形大学職員6名(本組合員)を、2015年度と同等の条件で貴法人が再雇用すること。」につきましては、この間、工学部にて個別交渉を行い、当事者の合意を得る形で雇用契約が交わされましたので、要求を撤回いたします。
ご協力ありがとうございました。
<参考>要求事項
1.昨年度まで存続していた山形大学工学部旧寄付講座「微生物触媒工学応用(KYB)講座」(以下「旧寄付講座」)の教員2名(本組合員)の雇止めを撤回し、2015年4月1日から翌3月31日までの再雇用契約と同等の条件で貴法人が再雇用すること。
2.旧寄付講座の上記教員以外の山形大学職員6名(本組合員)を、2015年度と同等の条件で貴法人が再雇用すること。
3.旧寄付講座研究施設内に残存する特定微生物、PCB及びPCB汚染物質の貴法人による適正な処理及び管理体制を明らかにし、山形大学の教職員に周知すること。
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また上記問題に関する、教員の処遇と職場の安全確保について6月21日に大学法人側と事務折衝を行いました。
大学法人側からは矢口総務部長、黒沼法務支援室室長ほか2名、組合側からは藤田委員長、足立副委員長ほか4名が出席しました。
経過および組合の要望を確認しながら、双方の要求が平行線をたどっている状況を打開するべく、どのような解決方法があり得るのか、忌憚のない意見交換がなされ、組合の提案により、大学法人側から7月14日までにオファー内容を開示し、15日に交渉することで調整に入ることになりました。
有害なPCBと微生物の処理については、喫緊の課題であるため、その工程表をできるだけ早く明らかにするよう、改めて申し入れました。
なお、この事態の深刻さを学内外の役員にも認識していただくため、経営協議会・教育研究評議会の各委員、監事、理事の一部へ5月30日に要請書を送付し、その旨、マスコミにも情報提供しています。
今回の事案には、「雇止めの手続に瑕疵があった」「雇止めした場合に対処しなければならない安全管理上の事柄について何の準備も行っていなかった」という2つの大きな問題があります。事務折衝の中で、大学法人側は対応のまずさを改めて認識し善処する方向で努力する旨回答しております。双方が納得できる結論が出ることを期待したいと思います。
以上
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