職組情報
2016職組情報No.18【給与規程等の一部改正に関する第3回交渉報告)】
2016.12.20
◆◆◆ 給与規程等の一部改正に関する第3回交渉報告 ◆◆◆
12月5日の14時から、給与規程等の一部改正に関する第2回交渉を行いました。
11月29日に行った第2回交渉については、12月8日のメール版職組情報でお知らせしていますのでご参照ください。
第3回も交渉の前提として、扶養手当施行は4月のため他の提案内容と切り離して交渉するよう要求しましたが、法人側は、これまでも人勧準拠してきたので、その枠内で一括して1月1日改正にしたいとの回答でした。また、「配偶者なし」は実際に配偶者がいない職員が対象であることを確認しました。
なお、組合は、法人化により、国立大学の教職員の賃金は「労使の自主的・自律的な交渉により決定する」ことになったため、人勧準拠ではなく、実情に合わせて改善していくことを求めています。
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【1】扶養手当について
子ども手当の引き上げ分については不十分だが了解する一方、組合員の声を紹介しながら、配偶者手当は、家事労働・育児に対する評価の意味を含むものであり、引き下げに反対しました。特に、子に係る手当について、「配偶者あり」の場合は6500円から10000円への増額の一方、「配偶者なし」の場合は、現状の11000円から10000円への引き下げになる点(対象者29人)ついて、きわめて差別的で子育て支援の趣旨と矛盾することを指摘し、引き下げに反対しました。また、引き下げの判断理由を示すよう要求しました。父母の手当については、介護している職員の負担は大きく、引き下げには反対しました。交渉後、法人からは扶養手当について添付資料(※1)の回答がありました。
山形大学の教職員の賃金は、山形県に比べても他大学に比べても低く、社会一般情勢に鑑み根本的な引き上げが必要である中、扶養手当を人勧に準拠して機械的に引き下げを行うことには反対であると組合は抗議しています。
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【2】短時間勤務職員の待遇について
短時間勤務職員が俸給表の引き上げ適用の除外になっていることを指摘し、改めて待遇改善の申し入れを行う旨を伝え19日に添付資料(※2)の要求書を提出しました。
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【3】山形大学職員の勤務時間,休日,休暇等に関する規程等の一部改正
(案)について
父母の扶養手当は減り、1日2時間の休業追加も無給なので、制度設計上、手厚いものにするよう要求しました。なお、期末勤勉手当の除算日数について、介護休業が90日から30日に変更されている点については、1日2時間の無給付与との関係で削減されており、無給と言っても欠勤扱いにはならず、毎日1日2時間をとらなければ30日を超えることはないため、この条項に該当する例はあまりないだろうとのことでした。
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【4】山形大学クロス・アポイントメント制度に関する規程の一部改正(案)について
2014年度に初めて提案された時から、組合はその不備を指摘していました。今回も、改めて個人の教員に被害が及ぶことをどう回避するのか質したところ、「規則の不備はあると認識しているので、現在の利益相反マネージメント規程やガイドラインを修正する予定である。ぜひ、ご意見を出していただきたい。責任は、学部長および学長にある。」との回答でした。なお、第3回の交渉に先立ち、組合からは、添付資料(※3)の質問と意見を提出していました。
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【5】廃棄物処理について
10月11日の工学部交渉(メール版職組情報15号で報告)で11月末に処理が完了予定になっていた廃棄物について確認したところ、添付資料(※4)の回答がありました。組合からは、責任の所在、トレーサビリティの管理をきちんとしていただきたいと要望しました。なお、JESCOに依頼しなくなった高濃度PCB廃油の処理および移管の期日などが確定していないので、引き続き確認を行っていきます。
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【6】防犯カメラについて
11月14日に組合室に向けて設置された防犯カメラについて設置理由を確認したところ、学内での盗難や傷害事件などが起きているため設置したとのことでした。設置場所は、小白川キャンパス長の判断で、本部では関与していないとのことでした。なお、改めて添付資料(※5)の質問書を提出しています。
以上
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