職組情報

2016職組情報No.22【2016年度 東北地区女性交流集会(報告)】
2017.03.07

 

◆◆◆ 2016年度 東北地区女性交流集会(報告) ◆◆◆

 

                        執行委員 石垣和恵

 

●日 時:201734日(土)14005日(日)1200 *石垣は4日のみ参加

●場 所:土湯温泉 向瀧旅館(福島市)

●内 容:

 【1日目】

   1400 開会

   1415 基調講演

    「女性の働き方~仕事を続けるための課題とその解決に向けて」

         講師 今野順夫氏(福島大学元学長 福島大学名誉教授)

   1530 ワークショップ(グループ別・全大会)

   1800 懇親会

 【2日目】 

   1100 講演

    「原発事故の避難生活からの再生・福島の福幸のために」

         講師 渡邉とみ子氏

       (NPO法人かーちゃんの力・プロジェクトふくしま理事)

●参加者  25

 内訳(県外 9名 福島大学の一般参加10名 福島大学スタッフ4名 

    福島大学の男性組合員オブザーバー参加2名 )

 

( 報告 )

 

1 基調講演「女性の働き方~仕事を続けるための課題とその解決に向けて」

 

 今野先生、ご専門の労働法の変遷を丁寧に解説してくださいました。別紙資料(A4版4ページ)をご参照ください。

 注目データは3頁の「Ⅳ公務員における男女共同参画マップ(内閣府男女共同参画局)」です。平成28年度山形県の地方公務員採用試験に占める女性の割合は全国17位(30.0%)、地方公務員管理職に占める女性の割合は11位(9.2%)と東北地区の中では上位ということを初めて知りました。平成25年はそれぞれ28位、40位でしたから、大幅な変革が進められているといえます。女性知事のリーダーシップのもと、目に見える改革が行われていることは誇らしく思います。

 また、昇進条件に宿泊を伴う研修経験を問われること、宿泊を伴う出張の可否を判断材料にされることは間接的な性差別であることが強調され、そうあってはならないと確認しました。

 

 

2 基調講演をテーマとしたワークショップによる交流

 

 5~6名のワークショップを行いました。私のグループには東北大学の非正規職員の方がいらっしゃり、現状報告をうかがいました。現在雇用されている非正規職員の希望者を対象に、試験を行う制度を平成30年度から導入予定とのことです。当事者の組合員からお話をお聞きし、非正規職員の有期雇用の問題は切実なものと実感しました。

 山形大学では子育て中の女性研究者支援のための研究支援員の制度が活用されていること、学内保育園があることを紹介しました。研究支援員の制度は知っていても利用している方を見たことがないと驚かれる方もあり、学内でも制度活用状況を発信していくことの大切さを感じます。また、子育て中の男性研究者に対する支援にも目を向ける必要性を感じました。

 全体交流では、会議は5時を終了めどとして開催している大学があり、教員、職員ともにワークライフバランスを意識されていることを知ることができました。委員会などの会議が初めから就業時間を過ぎることを前提として開催されることは望ましくなく改善が必要と思います。

 





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